〜第41回テーマ〜
■学会主宰より前口上 |
当学会へようこそ。諸君(今回男性ニ限ル)は女性との初ベッドイン直前、いか
なる挙動をとっているだろうか。彼女は濡れた肢体をバスタオルにくるみ、今ま
さにバスルームから出てきたところだ。期待、不安、焦燥、切望、準備万端、気
合充分、爆発寸前…とさまざまな思いが交錯するベッド上での姿勢を激しく問う。
■報告一 |
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■報告二 |
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■報告三 |
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■報告四 |
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■報告五 |
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■報告六 |
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■報告七 |
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■報告八 |
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■学会主宰より総括 |
キメるか、笑かすか
それとも勝負に出るか
ここでは各論説の熱いパトスに満ちた主張やこだわり、ないしは熱にうかされてつぶやくうわごとかとも見まごう1人よがりの独善的態度等に留意して論評を加えていくこととする。
報告1【へー、こういうとこよくくるの】は、凡庸な顔をした男が凡庸な姿勢で待っていても、「手慣れた包容力のある男」と判断されるかどうかが疑問。ただの凡庸なポーズと見過ごさるのがオチだろう。
報告2【おまんたせしました〜】は明らかに風俗店と間違えている誤った言説。
報告3【そんなに固くならなくていいのよ】は、放置プレイを好むM男と勘違いされる可能性大だ。
報告4【あれ〜どこいったのかな〜ツンツン】は遊び心の導入に工夫を感じるが、相手がノーリアクションだった場合の自己フォローを考えると哀しさが増す。
報告5【鉄道員…ぽっぽや?】は一体なにをしにきているのだ?
報告6【随分なハシャギっぷりだこと、ルパン】は、相手が峰不二子ならばその態度もわかるが、でも結局、ダマされて今週もエッチはナシよーんになるのではとの不安がつきまとう。
報告7【も〜うっちゃりはなしね】は、なぜか捨てがたい魅力を放つ。気迫を込めた立合いで一気勝負に出る…この姿勢に漢(おとこ)を感じるからだろうか。
報告8【なにやっとんじゃワレ!】は枕でイカないようにな、と言っておく。
というわけで今回の推奨スタイルは、昔ながらの円形回転ベッドならばなおのことハマるであろう【も〜うっちゃりはなしね】としたい。以上。
■「学会うらばなし」と呼ばれていたコーナー |
●もっと読者のことを考えた方がよいのではないか、との自問自答から、今回の報告名には従来とは一線を画す視点変更がなされている。スタイルを実行する主体からの視点で名付けられていたのがこれまでのネーミングの常道だったが、それはあまりに独善的に過ぎるとの批判が根強かった。今回は実行主体を見る他者の視線(=読者の視線)から名付けられているわけで、結構「読者にやさしい」ネーミングではないかと学会内ではもっぱらの評判である。学会的には「ネーミング理論における三人称逆スライド方式」と呼ばれるこのスタイルがいつまで続くかは不明である。というより、今度はいつページを更新できるかがなにより不明である。
研究ユニット●94年発足。生活上のグラマラスな題材について精力的but投げやりな探求を行う。「サッカー五輪予選の香港戦を観に行く」との主宰の言を「香港に行く」と捉えた副宰は先鋭的主宰批判を各所で展開。後日、日本での試合と判明した。 |