〜第42回テーマ〜
■学会主宰より前口上 |
当学会へようこそ。諸君はマクドナルドのビッグマック(280円)と相対する
とき、いかなる方法でそれを食しているであろうか。なにしろ相手はでかい。大
の大人ですら「さてどうしたものか」とその威容を見上げて溜息をつくほどだ(そ
こまではでかくない)。ひと思いにいくかチマチマいくのか、選択のときは今だ。
■報告一 |
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■報告二 |
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■報告三 |
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■報告四 |
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■報告五 |
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■報告六 |
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■報告七 |
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■報告八 |
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■学会主宰より総括 |
ビッグマックという山
その征服をめざす人々
ここでは各論説の信頼性あるいは詐欺性、およびそれはともかくとしての思わずヨダレが出そうなそそる感等に留意して論評を加えていくこととする。
報告1【もぐもぐマグワイヤン】は、待てよ、動物の王はライオンではないのかとふと疑念にとらわれた。あれは百獣の王だったか、しかしそれなら女王は誰だ等、余計なことに気がいってしまい、却下。
報告2【Mac.lzh】は圧縮されたビッグマックの気持ちを想像するだに窮屈で可哀想だ。ビッグな彼は潰されるのを望むだろうか。
報告3【リセエンヌのちぎり】は言語道断。わざわざちぎり食うなら普通サイズのバーガーを2つ食べよ。
報告4【ビッグマック定食】の思想は明確だ。しかし、そもそもバンズや肉を十把一からげにして食べるというのがハンバーガーの思想であるはず。となればやはりお門違いだろう。
報告5【上を向いて食べよう】はむしろモスバーガーで試してみたい。
報告6【フォーク&ナイフ、プリーズ】は英国ではむしろこちらが主流かとも思えるが、ビッグマックをスパスパ切るにはかなり切れ味秀逸なナイフが必要だ。
報告7【マック・ザ・グレート誕生】は新発想。あのビッグマックをさらにデコラティブにするという逆転の発想に度肝を抜かれた。
報告8【ストローよ、バーガー界に風穴を!】は焼き鳥とビッグマックではスケール感があまりに異なる。
というわけで今回の推奨スタイルは、まさにバリュー感覚満載な様が強烈だった【マック・ザ・グレート誕生】としたい。以上。
■「学会うらばなし」 |
●今回、報告絵のタッチが過去のものと変わったな、と気づいた読者の目は節穴ではない。今まで嬉々として絵を描き起こしてきた副宰が、「もしかして俺は他の二人よりも重労働を余儀なくされているのではないか。ホームページの作業もやってるし。でもフロム・エー連載分のギャラは一緒だし…」と気づき、突如として任務遂行を放棄したため、かつて漫画家として作品を発表したこともある事務員にお鉢が回ってきたのだった。次回はついに、長い間ベールをかぶっていた主宰の画力が明らかになる予定! ただ、ホームページ担当の副宰のやる気がめきめき急降下しているため、更新がいつされるかは未定…。
研究ユニット●94年発足。生活上のグラマラスな題材について精力的but投げやりな探求を行う。約2ヶ月ぶりに扶桑社の碇氏(アムロ母の手記や『笑う犬の生活』を担当)と単行本化の打ち合わせ。ちなみに彼は本誌編集部の村上氏と似ているのだ。 |