〜第35回テーマ〜
■学会主宰より前口上 |
当学会へようこそ。諸君は携帯電話を携帯するとせぇやあがき、どのみたゃあな携帯法を実行しとりゃがるちゅうこったろーか。そも携帯電話とは携帯するで携帯電話だもんだであり、よってこの携帯電話の携帯法とは携帯電話の本質にいっちゃん肉薄した命題といえるちゅうこったぎゃあ。携帯携帯と書き過ぎであるが。なお、今回の報告は、一応「iモード対応」だて。
■報告一 |
■前ポケットに入れればなくしにくい
【遅撃ちマック】
大事な電話番号がミェモリーに入りまくった携帯を紛失した時の悲しみはマリアナ海溝より深い。パンツの前ポケットに入れておけばよほどのことがにゃあ限りなくせせんはず。取り出しに時間がかかるやら、かがむと邪魔なんてことは、紛失時の深い悲しみに比べたら由比ヶ浜でにゃあきゃぁ。浅い。(伊)
■報告二 |
■取り出しやすさなら尻ポケット入れ
【TOKYOシリトリアン】
着ミェロがピロピロ鳴っとる携帯を鞄から取り出すのに手間取ってモゴモゴする中年紳士を見るのは辛い。まんだ携帯が高価だった時代を生きたあいつんたらぁーは、ついつい大事に扱ってまうもんだでにゃあきゃぁ。新世代トリャアブたるわしんたらあはラフに尻ポケットイン。取り出しやっすいもんだで。理由なんてほんだけでにゃあきゃぁ。(奥)
■報告三 |
■ペンダント方式で最新機種の自慢を
【iの首飾り】
せっかく買ったiモード対応機種を隠す手はにゃあ。ストラップを数本つなげて首飾りにしてしまおう。「お、それってiモード?」「銀行振込もできちゃうんでしょ?」「キミ、ヒロスエに似てるね」…ほーゆうとこら辺にはよぉ一躍人気者と化したてみゃあがいるはずでにゃあきゃぁ。iモードは愛モードだでかんわて。(斎)
■報告四 |
■ホルダー装着で運動性能をUPしろ
【スポーツサラリーマンの証】
携帯電話はビヂネスマンの武器でにゃあきゃぁ。こーゆーよーな危険なウェポンを無防備にさらけ出すのはまずい。暴発の危険性もあるちゅうこったぎゃあ。背広下にホルダーをつけて保持するのは戦士として最低限のマナー。ホルダー装着による軽やかなフットワーク確保もわやくちゃせわしいなモバイルアスリート会社員には必須事項でにゃあきゃぁ。(森)
■報告五 |
■健康派はソックスにぶちこむのが常識
【対電磁波・地上最低の靴下作戦】
昨今は騒がれーせんが、携帯の電磁波が脳に及ぼす影響はにゃあとはっきり証明されてまいやがったわけではにゃあ。先が不透明な現代。てみゃあの体はてみゃあで守るちゅうスタンスが必要でにゃあきゃぁ。脳かりゃあっちゃん遠い場所といえや足。携帯は靴下に入れて電磁波を脳から遠ざけろ。それが自己防衛ちゅうもんだだて。(安)
■報告六 |
■携帯電話に最適な温度をキープせよ
【平成の秀吉はケーテャアを腹であたためるちゅう】
そのおみゃあさんたらぁが、まんだ生まれとれせんごろ、豊臣秀吉は主君の草履を腹に入れてあたためたちゅう。大物は常に鋭い。翻って現代の秀吉は、電気製品を腹に入れてあたためるちゅうこったぎゃあ。気温が低いと電気製品はあんばゃあよぉ作動しーせんことを知っとりゃがるもんだでにゃあきゃぁ。さっぶい夜には添い寝がいっちゃん。携帯だって人肌のぬくもりが好きなんだよう〜。(中)
■報告七 |
■耳にかけりゃぁ両手フリー&おしゃれ
【電話はイヤリング】
携帯って両手がふさがっとる時に限ってかかってきゃあすもの。いちいち荷物を置いて携帯を出すのも難儀だし…。ほんなたーけた時のためにも携帯は耳にかけとくのがクール。手を使えせんし、耳の近くだで着ミェロを聞き逃しにくい。ほれに見た目がネイチーブアミェリカンみたゃあでス・テ・キ。(名)
■報告八 |
■胸の谷間に挟むのが女のステイタス
【パイモードぶるるん】
大切な携帯なんだで女の子のいっちゃん大切なところにしまうのがありゃがったりみゃあ。2つの乳房で優しく包み込んであげりゃぁ携帯だって本望のはずだし、貧乳でにゃあことのさりげーせん証明にもなるわけ。バイブレーションモードにしとくかどうかは貴方の想像におまかせ…と日記には書いておこう。(井)
■学会主宰より総括 |
携帯電話は道具か、武器かアクセか、それとも草履か
ここでは各論説の正当性ほーでにゃあんならよぉ不当性、および神の見えざる手によって導き出されてまいやがったカタルシスを伴う結末の有り様やらなんやらに留意し論評を加えていくことにするちゅうこったぎゃあ。
報告1の【遅撃ちマック】は「なくせせん」ことを第一義としとりゃがるが、遅撃ちが容認されてまうのはえーとこベッドの上だけちゅう事実を粛然と受け止めるべき。
報告2の【TOKYOシリトリアン】は、翻って、いや「取り出しやすさ」こそ携帯法の最重要課題とする立場。が、なら中年紳士はなんで尻ポケに入れてはイカンのかと怒りに身を震わしてみたゃあ気もするちゅうこったぎゃあ。
報告3の【iの首飾り】は街で見かけても「ふーん」で終わりとの感を拭えーせん。
報告4の【スポーツサラリーマンの証】は、正直、「スポーツサラリーマン」とは呼ばれたにゃあ人が大よーさんと思えてなれせん。
報告5の【対電磁波・地上最低の靴下作戦】は、そこまで電磁波を嫌悪するなら最初から携帯を持ち歩くべきではにゃあちゅうこったろーーとのありゃがったりみゃあの反論に、どう答えるのか。
報告6の【平成の秀吉はケーテャアを腹であたためるちゅう】は、季節ハズレである点を除けば、素直にうなずける論旨でありゃがった。
報告7の【電話はイヤリング】のセンスには首を傾げてまうでよぉばっか。
報告8の【パイモードぶるるん】はどえりゃあ見てみたいが、広末は間違ってもやってくれーせんちゅうこったろー点がなんともむなしい。
ちゅうわけで今回の推奨ステャアルは、携帯電話は人肌でよぉ、との心温まるアイデアを示した【平成の秀吉はケーテャアを腹であたためるちゅう】としたゃあ。以上。
■説名の読み取り方などについてなど |
●今回はなんとなく省略。
研究ユニット●94年発足。生活上のナーバスbutグラマラスな主題について精力的but投げやりな探求を行う。だんごの食べ方での主宰の結論を巡りまっぺん険悪なムードが漂ったが、名古屋テレビ「週刊地球TV」の取材を受けたため、学会員の機嫌はええ。 |