〜第37回テーマ〜
■学会主宰より前口上 |
当学会へようこそ。諸君はいざヤクルトを飲まんと欲するとき、いかなる開け方を講ずるだろうか。そう、ここで主として問題にすべきは、ヤクルトにあって独特の存在感を放つあのアルミ箔のフタの処理である。フタとの取り組み方こそが、闘いの雌雄を決するとすらいえる。今シーズンも意外とヤクルトは強いようだし。
■報告一 |
|
|
■報告二 |
|
|
■報告三 |
|
|
■報告四 |
|
|
■報告五 |
|
|
■報告六 |
|
|
■報告七 |
|
|
■報告八 |
|
|
■学会主宰より総括 |
ヤクルトのアルミ箔の薄き独特のフタは誘う
ここでは各論説のもっともらしさあるいはあやふやさ、およびうさん臭くもアヤシい奇天烈怪奇な摩訶不思議さ等に留意して論説を加えていくことにする。
報告1の【ズルムケ】は盛んに息継ぎや包皮不要論を説いてはいるが、
そもそもズルムケという語感に不快感を覚えるであろう女子側の視点が欠けていて文句を言われそうなのが怖い。
報告2【夢の途中】のフタむきを中途でキープする方法はわかったが、ヤクルトを飲むのをやめるほどの急用とはどんな用かというむしろそちらが気になった。
報告3の【僕スト郎】は、上流階級ならコップに移して飲みそうだがいかがか。
報告4の【微穴主義】はヤクルトの飲料としての特性を見事に捕らえていると膝を打ちそうになったものの、最後になにゆえ大原麗子なのかとの疑念を抱いた。
報告5【ずっころ】の通俗官能小説的な描写についてはまずおくとしても、そのブスリ感にはたしかにそそられるものがあると感じ入ってしまったのは遺憾。
報告6の【トドの牙】は、実際にやってみたところヤクルトがこぼれて着衣に染みが出来たため却下。
報告7の【ビフィッ】だが、名称がビフィズス菌を意識したのならば、ヤクルトに含まれるのはヤクルト菌(L.カゼイ・シロタ株)であることを指摘しておく。
報告8の【天地激変】はフタを無視しているという意味で言語道断。
というわけで今回の推奨スタイルは、人々のヤクルトに対する劣情的とも言える狂おしい思いを中指ブスリで体現してみせた【ずっころ】としたい。以上。
■学会うらばなし |
●説の名前が長すぎるという厳粛な自己批判を踏まえて、今回は8説名全てが4文字で統一されていることに留意されたし。
●報告1では包茎、報告2では来生たかお(セーラー服と機関銃)、報告3では「ぼくドラえもんです」、報告4ではいわゆる一穴主義(もしくは美穴主義)、報告5ではずいずいずっころばしがそれぞれ念頭におかれていることに留意されたし。報告6は特に元ネタがないが、今思うと「少年犬歯」の方が雰囲気だったか。報告7では主宰の指摘にもあるように、ビフィールないしミルミルとの混同が相当に恥ずかしい。報告8はなんとなく角川映画「天と地と」が意識されているかもしれない。
研究ユニット●94年発足。生活上のグラマラスな題材について精力的but投げやりな探求を続ける。学会の取材に来たテレビ朝日の吉本アナが飯島愛に似ていたことを思い出した副宰は、鼻高々にEメールで報告したが、主宰からはレスがなかった。 |