〜第52回テーマ〜
■学会主宰より前口上 |
当学会へようこそ。諸君は最近、温泉に行っているだろうか。ナニ、行った?羨ましい。ということではなく温泉といえば卓球である。つい我を忘れて魂込めたスマッシュを決めてしまった瞬間、諸君の浴衣はどうなっているのか。今年の秋冬〈浴衣卓球モード〉はこんな着こなしで。
■報告一 |
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■報告二 |
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■報告三 |
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■報告四 |
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■報告五 |
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■報告六 |
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■報告七 |
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■報告八 |
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■学会主宰より総括 |
浴衣は卓球の邪魔か必携アイテムか
涙とともにパンを食べた者でなければ人生の味はわからない、とはゲーテの言だが、浴衣を着て卓球をした者でなければ温泉の醍醐味もまた堪能できはしないだろう。ここではそんな意も汲みつつ、各論説に論評を加えていくこととする。
報告1【BCGはほてりがち】は両袖をまくるのはいいが、二の腕のBCGに艶っぽさを感じ取るのは一部特殊嗜好者に限られた感受性ではという点が気がかり。
報告2【下半身フリーダム宣言】は裾をはしょるのはいいが、パンツからはみ出すポロリはむしろ邪魔であるか急所開陳という危険性を伴うのでは以下同文。
報告3【濃緑! 秋の半裸祭り】は遠山の金さんが桜吹雪を見せながら祭り太鼓を叩くのか。なぜ?というあたりがよく把握しきれなかった。
報告4【湯上がりナデシコ緊縛変化】は「帯に短したすきに長し」といわれる帯をたすきに利用している点、実は伝統主義に反しているのではと懸念する。
報告5【和ミニの浴衣美人】の主旨は好ましいが、薄っぺらい木綿素材の浴衣のこと、かなりのサービス度に発展しそうだ。もう幾分かのチラリズム的配慮を求めたい。
報告6【はちまきラドン】はただの酔っぱらいオヤジと思われること必定。
報告7【うしろまえだのスマッシャー】はパフォーマンス性と浴衣のプロテクター化という観点の提示に心を動かされた。
報告8【うぬごとき帯一本で充分たい!】は本当はただの露出癖の発露では?
というわけで今回の推奨スタイルは、温泉卓球時のユニフォームとして定着の可能性もありと思わせる【うしろまえだのスマッシャー】としたい。以上。
■「学会うらばなし」 |
●なぜ季節感のないテーマをわざわざいま入れたかというと、第3次卓球ブームが到来しつつあるという情報をキャッチしたからである。副宰は自身の卓球能力に自信があるため、ブームの到来を大歓迎しているわけである。
絵●龍野宏幸 研究ユニット●94年発足。生活上のグラマラスな題材について精力的but投げやりに探求中。差別化が進んでいるサッカーTV放送界の序列では、ヴァイシャに甘んじる主宰を尻目に、副宰はクシャトリヤへと階級を上げた。ウッシッシ。 |